【断熱・省エネ】【耐震・軽量】に対する各種屋根材の評価

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草加市の屋根屋ワタナベサービス

東京都の屋根屋で10年の修行を経て、2001年に地元草加市で屋根工事専門ワタナベサービスを創業。
2004年に法人を設立し有限会社ワタナベサービスへ
工事理念を【一生に一度の屋根修繕】とし、本物の高品質材で確実な施工をご提供
仕入れから施工までワンストップ体制で整え、一般住宅の屋根工事及び雨樋工事を全て自社職人で納めさせていただきます。

【 得意な工事 】
瓦屋根工事・板金屋根工事・雨樋工事

【お勧め屋根材】
マックス建材株式会社
・ハイプルーフ
・スタープルーフ
・レクトプルーフ
福泉工業株式会社
・シルキーG2
三州瓦各種各メーカー

【 工事の特徴 】
実務経験30年以上の経験と知識を生かし、住宅の構造を深く理解した屋根工事
雨漏りが起き難い雨仕舞にこだわる納め
ネームバリューに囚われない高品質材の選定及び施工
耐用年数30年以上は堅い防水シートの選定及び施工

冒頭

お世話になっております!草加市の屋根屋ワタナベサービスです!

屋根材に【断熱・省エネ】【耐震・軽量】はあてはまるのでしょうか?

昨今の屋根業界では、上記のキーワードが多く使われ、各業者が屋根材に対して過大評価をし流布していますが、私は、屋根にこれらのキーワードが似つかわしくないと考えています。

例えば、断熱・省エネですが、住宅全体で考えた際に屋根が担う断熱・省エネは、どんなに多く見積もっても1割程度でしかありません。

この1割程度の効果にこだわるなら、7割以上を占める窓にこだわる方が手っ取り早く断熱・省エネが実現します。

また、軽量・耐震に関しては、本来住宅の耐震性において屋根重量など関係ないのです。

建物を建てる際に、構造計算を行いますが、この計算は建物の総重量も含めて算出される計算となります。

そのため、本来であれば、屋根重量が重くなればなるほど壁量を増やす等の対策を講じ建物の構造を強く造る考えが本来の日本建築となります。

ここ最近の新築に注目してみてください。

昨今の新築のテーマは【高断熱・高耐震】です。

このテーマを実現するために、窓を減らし壁面を増やす新築が建てられています。

それだけ、窓などの開口部が断熱や耐震へ与える影響が大きいと言う事です。

これから評価付けする内容を真っ向から否定している冒頭となりましたが、屋根材毎で生じる僅かな差が気になる方もいらっしゃるかと思いますので、屋根材の素材毎との評価を公開させていただきます。

粘土瓦(焼瓦)の評価

評価/形状和形瓦S形瓦平板瓦F形Mタイプ瓦
断熱
省エネ××××
耐震
軽量
水捌け性能
雨水横走り
防止性能

断熱・省エネ

瓦屋根は、形状や施工要領から屋根下地と瓦の間に空気層が造られます。

この効果で、空気層の断熱効果が生まれ現存する屋根材の中で最も高断熱とされます。

また、通気層も同時に造られるため、結露防止性能にも優れています。

※屋根材の中では高断熱ですが、省エネには繋がらないとお考えください。

※断熱性は全て空気が重要となります。

※ウレタン等の断熱材も空気を溜め込める事から断熱効果が表れます。

※空気層の断熱効果は、ウレタン等断熱材よりも空気量が多いため、高断熱とされています。

耐震・軽量

冒頭で記載した通り、屋根重量と耐震は関係がありません。

本来の建築の考えでは、重量が増える事で壁量を増やすなどの対策をし、構造を強くする造りが建築の基本的な考え方となります。

行政の怠慢で4号特例なる規制緩和が行われた事で、まともな構造計算をされずに建てられた建物が耐震性に劣るだけです。

4号特例とは

4号特例とは1983年に導入された制度で、木造2階建て以下 、 延べ面積500㎡以下 、高さ13m以下、軒高9m以下、平屋 で延べ面積200㎡以下を対象とした建築物(4号建築物)に対して構造関係規定の審査が省略されてきました。
省略された理由は、建築ブームにより行政の処理が追い付かなかったことです。

4号特例は2025年4月に耐震性確保のため廃止されました。

粘土瓦は上記以外にも耐火性・耐候性・雨音減音・耐久性に優れており、どの性能を見ても最も優れる屋根材です。

着色方法に釉薬を使う方法が採用され褪色と言う概念がありません。

また、粘土を瓦の形状へ成型し焼窯で1100℃以上の高温で焼締めるため、現代の瓦は強度面でも秀でています。

実際に私が経験した事ですが、瓦屋根の修繕をする際には、補修用瓦を必ず持参しています。

その際に突然の腹痛に襲われ、荷台に乗せた瓦を固定せずにトラックを走らせてしまった事があります。

気づいた時に心臓が止まりかけましたが、現代の瓦は強度が高いため、1枚も割れずに生還する事ができた経験があります。

瓦は割れると言う業者も多くいますが、昔の瓦のイメージから思考を更新できていないか、そもそも瓦をまともに触れていないか、瓦屋根の歩き方が下手なだけです。

大手ハウスメーカーの高級規格では、平板瓦が採用されるケースが多くあります。

瓦の豆知識ガイドライン工法

2022年1月1日より新築では、ガイドライン工法により瓦を釘やビスで一枚づつ固定する方法が義務化されましたが、昔は釘やビスは打たずに地震が起きたら、あえて瓦を落下させ住宅が崩壊することを防いでいました。

地震により家が倒壊してしまった場合、中に居る住民が住宅に押しつぶされてしまう可能性や、建物を復旧させる負担と屋根だけを復旧させる負担では、屋根だけを復旧させる方が負担が少ないため、瓦を犠牲にする考えが主流とされていました。

この当時の考えがあり、国土交通省も理解しているため、修繕ではガイドライン工法の義務化をされていません。

ガルバリウム鋼板/SGL鋼板の評価

評価/形状平形形状横葺金属屋根材ミドルクラス波形形状金属屋根材
断熱
省エネ××
耐震
軽量
水捌け性能
雨水横走り防止性能

※平型形状横葺金属屋根材ミドルクラスはシルキーG2・横暖ルーフ・スーパーガルテクトなどの製品群です。

断熱・省エネ

平形形状横葺金属屋根材ミドルクラス

遮熱塗料+ウレタンフォーム+アルミライナー紙で僅かに断熱効果がありますが、省エネには繋がりません。

断熱材の主な役割は0.35mm薄板で雨音を抑える減音効果が主となります。

また、通気層がないため、結露防止性に劣ります。

波形形状金属屋根

空気層を造れる屋根材形状のため、ウレタン等の断熱効果よりも断熱効果を発揮します。

また、通気層も造れるため、結露防止性能も優れています。

空気層の断熱効果のため、平形形状横葺金属屋根材より断熱効果がありますが、省エネには繋がりません。

耐震性・軽量

平形形状横葺金属屋根材ミドルクラス

1坪あたり約16.5㎏です。

今回の比較対象屋根材で最も軽いです。

※板厚0.35㎜

波形形状金属屋根

1坪あたり約17㎏~約25㎏です。

板厚がある分少し重さが増しますが、屋根カバー工法への使用には一切問題はありません。

※板厚0.4㎜~0.6㎜

金属製品の強みは、とにかく軽量である事です。

軽量である事から屋根カバー工法で安心して使用できる強みがあります。

軽さを求めつつ雨漏りに対して強い屋根を目指すのであれば、波形形状金属屋根材(金属瓦)がベストな選択だと断言します。

ガルバリウム鋼板/SGL鋼板の豆知識

ガルバリウム鋼板/SGL鋼板は施工されてから15年~20年位を目途に赤サビ・穴あき予防対策として実用上必要となる再塗装工事が推奨されます。

再塗装のタイミングは、塗膜のグレードにより異なり、30年以上再塗装が不要となる屋根材もありますので、ノーメンテナンスをお求めの際は、コチラがお勧めです。

水捌け性能と雨水横走り防止性能ですが、波形形状金属屋根材は粘土瓦の様な形状のため、雨水を谷部に集約し素早く流す性質を持っています。

平形形状金属屋根材は平らな形状のため、雨水がビチャ~っと屋根全体に広がりながら流れるため、波形形状より水捌けに劣り、平形形状の方が篏合部から雨水が侵入しやすいです。

また、平形形状は、雨水の横走りを防ぐ山谷がないため、非常に雨水の横走りが起きやすく屋根の弱点に雨水が生きやすい特徴があります。

スレートの評価

評価/形状コロニアルルーガ雅
断熱×
省エネ××
耐震
軽量
水捌け性能
雨水横走り防止性能

断熱・省エネ

コロニアルは断熱材無し空気層無しの屋根材のため、一切断熱効果がありません。

また、通気層も無いため、結露が起きやすい屋根材でもあります。

ルーガ雅は瓦を模倣した波形形状なのでこの点は評価されます。

耐震性・軽量

両屋根材共に、1坪あたり約68Kgと重めとなっております。

この重量で軽量だと流布する業者の気がしれません。

コロニアル、ルーガ共にケイミュー製品であり、セメントを主原料として製造される屋根材です。

ルーガ雅に関しては、瓦を模倣した波形形状であるため、水捌け性能や雨水横走り防止に優れ尚且つ空気層を造れる事からコロニアルよりかは良材であると思います。

しかし、特別軽量でも無く、特別高耐久では無いルーガを勧める理由が私には理解できません。

軽量を求めるのであれば金属瓦、耐久性を求めるのであれば粘土瓦をお勧めいたします。

スレートの豆知識

アスベストが禁止されて以降のコロニアルは、強度が無く使い物になりません。

また、ルーガが分類されるセメント瓦に関しては、当時からアスベストが使われていませんが、強度が高い製品群ではありませんでした。

昔は、セメント瓦が多く売られていましたが、現在では軒並み廃番となり淘汰された歴史を顧みるとルーガも…

アスベストが禁止されスレートの時代は終わりました。

現在も新築で使われる理由は、予算を抑えられる事から使われています。

アスファルトシングルの評価

評価/形状国産輸入
断熱××
省エネ××
耐震性
軽量
水捌け性能××
雨水横走り防止性能××

断熱・省エネ

アスファルトシングルは断熱材無し空気層無しの屋根材のため、一切断熱効果がありません。

また、通気層も無いため、結露が起きやすい屋根材でもあります。

耐震性・軽量化

1坪あたり約40㎏です。

決して軽いとは言えませんが、今回、5種類の比較対象屋根材の中では3番目に軽いです。

アスファルトシングルは平らな形状のため、国産品と輸入品のどちらも水捌け性能と雨水横走り防止性能が良くありません。

また、経年劣化でパリパリに硬化して割れやすく、強風で簡単に飛散してしまう恐れがあるため、耐久性も低いです。

ただし、アスファルトシングルの新品は屋根の不陸に追従できる柔軟性があるため、コロニアルなどのスレート屋根材よりかはましかもです。

とは言え、元々は住宅で使えない規格の品物で規制緩和のお陰で住宅に使用できるようになった製品ですので、当時の時代背景を知りながらアスファルトシングルを勧める業者の気がしれませんし、私はお勧めしません。

アスファルトシングルの豆知識

その昔、日本でアスファルトシングルは、石油製品なので燃えてしまうという理由から住宅に使用する事が出来ない化粧材でした。

白髪の総理大臣の政権時代に規制緩和が起きて、飛び火認定を受ける事が出来、使用できるようになった製品です。

製品レベルが上がった訳では無く、規制緩和で使用できるようになった製品ですので、当時を知る職人の多くは、化粧材のイメージを持たれる方が多い品物です。

※飛び火認定とは
火災発生時に隣家から飛んできた火の粉によって屋根が燃え広がるのを防ぐための法律で国土交通大臣認定です。

まとめ

屋根材に対する【断熱・省エネ】【耐震・軽量化】の評価順位は次の通りとなっております。

1位粘土瓦

2位ガルバリウム鋼板/SGL鋼板波形形状金属屋根材

3位ガルバリウム鋼板/SGL鋼板平形形状横葺金属屋根材

4位アスファルトシングル

5位スレート屋根材

耐久性・防水性・断熱性など全ての性能を求めるのであれば粘土瓦

軽さと防水性能を求めるのであれば波形形状金属瓦

軽さを求めつつコストとのバランスも大切にするなら平形形状横葺金属屋根材をお勧めいたします!

また、4位と5位に関しては、屋根修繕での使用は絶対に避けるべき製品となります。

屋根修繕の際の参考にしてみてください!

閲覧いただきありがとうございます!

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