見えない所で進んでいる屋根の経年劣化

見えないところで被災や雨漏りのリスクが

ビニール系防水シート

ビニール系防水シートの伸縮により野地板が見えている

ビニール系防水シートは、寒暖差に弱く、暖かいと伸び、寒くなると縮みます。

寒暖差による伸縮を、何度も繰り返していると、段々と縮んでしまい、野地板が露出し雨漏りの原因になります。

現在では、アスファルト系防水シートが主流ですが、築年数の長いご自宅は要チェックです。

防水シートは改質アスファルトルーフィングで不織布入りの防水シートをお勧めします。          

銅板 谷部

銅板製谷樋板金の穴あき

昔は、銅板は「一生物」と言われていたが、今は酸性雨により穴があいてしまいます。

また、建物の揺れ等で、平面に比べ防水シートが破れやすい為、雨漏りが起きやすい場所です。

その為、谷部は、防水シートを3重に重ね施工します。

棟板金 飛散

棟板金嵌合部分の浮き

棟板金を固定している材木の腐食や、釘の浮き等が原因で、棟板金の保持力が失われて行き、台風等の強風で、棟板金が飛散してしまう可能性が非常に高くなります。

また、風で吹き込んだ雨水が、屋根の中に入り込みやすくなり、雨漏りの危険性も発生します。

ニチハ製パミール

屋根材の表面剝離や脱落で問題になったニチハ製パミール

ニチハ製パミールとは、ノンアスベストで製造販売した彩色スレート瓦です。

このパミールは、屋根材の表面剥離や脱落で問題になりました。

ニチハが発表した声明では、屋根材を留めるビスの表面処理が悪く、釘の劣化速度が早いため、ズレや落下などが、生じると発表しましたが、釘の劣化だけで表面剝離するのか?と疑問の残る屋根材です。

パミールの脱落事故が起きてしまう前に、カバー工法や葺き替え工事を検討された方が良い屋根材です。

※写真の現場は、築年数約10年です。
施工事例にパミールのカバー工法工事を記載しています。


コロニアル

コロニアルの割れ

アスベストを使用して製造されたコロニアルは、強度があり丈夫な作りでしたが、アスベストの使用が禁止されてから製造されたコロニアルは、強度(割れやすい)に不安が残る屋根材に成ってしまいました。

割れている箇所から雨水が入り込み、雨漏りの原因になってしまう恐れと、割れ方によっては、コロニアルが落下してしまう可能性も考えられます。

定期的に屋根点検を行い、コロニアルの割れが酷い(多い)ご自宅は、「葺き替え工事」または、「ガルバリウム鋼板カバー工法」をお勧めします。

和形瓦 棟瓦

和形瓦棟部シックイ剝がれ

和形瓦のシックイは、雨水に撃たれ徐々に剝がれてしまいます。

シックイが全て流れ出てしまうと、棟瓦を支える粘土が雨水と共に流れ出てしまい、棟瓦が崩れやすくなってしまいます。

棟瓦の崩れを予防するために、定期的なシックイ塗りや、棟瓦の積み直し工事を、お勧めします。

毛細管現象

強風雨及び毛細管現象による雨漏り

屋根で起きる毛細管現象とは、屋根材の上下左右の重なり目に砂埃が溜まり、その砂埃が雨水を吸い上げ、屋根材の中に雨水が入り込んでしまうことです。

これは、瓦だけで無く、全ての屋根材で起こる現象です。

基本的に防水シートが劣化していなければ、毛細管現象による雨漏りは起きませんが、防水シートの対応年数が約20年程なので、築20年を超えた頃から、雨漏りのリスクが高まってしまいます。

割れ・ずれ

瓦の割れ・ずれ

瓦が割れてしまう原因に、鉄釘が錆びた際に膨張して割れてしまう事があります。

昔は、銅釘の使用がメインでしたが、瓦屋の中には、経費を抑える為に、鉄釘を使う瓦屋がいた為、この様な、割れが起きてしまっています。

現在は、ステンレスビスか、ステンレス釘の使用がメインになっています。割れたまま気づかずにいると、割れた場所から雨水が入り込んでしまい、雨漏りの原因になってしまいます。

また、破損した瓦が、屋根から滑落してしまう危険性もあるので、早めに瓦の交換をお勧め致します。

和形瓦は、瓦1枚から交換できます!

瓦のずれは、瓦を留める桟木が腐ってしまい、地震や強風等の振動で、下にずれてしまいます。

瓦のずれも雨水が入り込んでしまうので、雨漏りの原因や落下の原因になってしまうので、早めの交換がお勧めです。

上記ボタンより、ぺージ移動します。

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