見えない所で進んでいる屋根の経年劣化

見えないところで被災や雨漏りのリスクが…

お世話になっております。草加市の屋根屋ワタナベサービスです!

住宅の屋根は、住宅の中でもトップクラスに重要な場所でありながら、お施主様から目に付きにくい場所です。

また、【雨】【風】【紫外線】【寒暖差】など、常に過酷な状況下に晒され続ける場所でもあります。

そんな、過酷で目に付きにくい屋根の経年劣化をご紹介いたします。

是非、ご覧ください!

ビニール系防水シートの伸縮により野地板が見えている

高分子系防水シート(ビニール系)は、寒暖差に弱く【暑いと伸び】【寒いと縮む】特性があります。

この伸縮を繰り返すと、縮みながらロール状に捲れあがる弱点があります。

防水シートで隠れていた屋根下地が次第に露わになり雨漏りに繋がる原因となります。

今現在では、アスファルト系防水シートが主流ですが、築年数が長い住宅に高分子系防水シートが使われている事や、当時、高分子系防水シートの問題に直面していない職人に夏場限定で使われています。

弊社の場合は、基材が不織布の改質アスファルトルーフィングを推奨しています。

銅板製谷樋板金の穴あき

銅板谷板金は、一生物と言われていましたが、酸性雨などが起因し穴が空いてしまいます。

谷板金に穴が空くと、防水シート面に雨水が入り雨漏りの原因となります。

また、谷部は、屋根の中で最も防水シートが傷みやすい場所で、雨漏りが起きやすい特徴があります。

谷板金に穴が確認されたら、早期に谷部周辺の葺き直し工事を行い、防水シートと谷板金を新品へ交換が推奨されます。

棟板金の浮き

棟板金を固定している桟木の腐食や固定釘の浮き・抜けが原因で棟板金が浮いていしまいます。

また、桟木の反りが原因で浮いて見える様になる場合もあります。

桟木の腐食や固定釘の浮き・抜けが原因で棟板金が浮いている場合は、棟板金を固定する保持力が著しく低下している状態ですので、飛散事故などが多きる危険性があります。

ニチハ製パミール

ノンアスベストで製造した彩色スレートかわらニチハ製パミール

ノンアスベスト製品の先発組で屋根材の表面剥離や落下などの問題が起きた屋根材です。

ニチハ(株)が発表した声明では、パミール専用ビスの表面処理が悪く、釘の劣化速度が早いため、ズレや落下などが生じると発表しましたが、釘の劣化だけで表面剝離するのか?と疑問の残る屋根材です。

パミールの脱落事故が起きてしまう前に、カバー工法や葺き替え工事を検討された方が良い屋根材です。

※掲載画像は、築年数約10年です。

コロニアルの割れ

アスベストを使用して製造されたコロニアルは、強度があり丈夫な屋根材でしたが、アスベストの使用が禁止されてから製造されたコロニアルは、強度(割れやすい)に不安が残る屋根材に成ってしまいました。

割れている箇所から雨水が入り込み雨漏りの原因になってしまう恐れや、割れ方によっては、コロニアルが落下してしまう可能性も考えられます。

定期的に屋根点検を行い、コロニアルの割れが多い屋根は、【葺き替え】または、【カバー工法】をお勧めします。

コロニアルのリフォーム使用を推奨しません

アスベストを含有していないコロニアルは、非常に脆弱です。

屋根の歪みが少ない新築ですら割れやすい製品です。

経年劣化で屋根の歪みが大きくなった屋根にコロニアルを使用し屋根リフォームを行うと十中八九割れてしまいます。

また、コロニアルなど彩色スレートかわらへの屋根塗装も推奨していません。

屋根材の保護に繋がるや防水性能が上がるなど虚言が流布されていますが、この様な効能はありません。

和形瓦漆喰剝がれ

漆喰は、雨水に打たれたり、建物の揺れなどで徐々に剥がれてしまいます。

漆喰が剥がれてしまうと、棟瓦を支える粘土が雨水と共に流れ出てしまい、棟瓦が崩れやすくなってしまいます。

棟瓦の崩れを予防するために、定期的な漆喰塗り直しが推奨されます。

また、棟瓦の状態によっては、棟瓦の積み直し工事をお勧めします。

毛細管現象

全ての屋根で起きる毛細管現象

屋根で起きる毛細管現象とは、屋根材の上下左右の重なりに砂埃が溜まり、その砂埃が雨水を吸い上げ、屋根材の中に雨水が入り込んでしまう事を指します。

基本的に防水シートが劣化していなければ、毛細管現象による雨漏りは起きませんが、新築で多く使われるアスファルトルーフィング940の対応年数が約20年程なので、築20年を超えた頃から、雨漏りのリスクが高まります。

瓦の割れ・ずれ

瓦が割れてしまう原因に、鉄釘が錆びた際に膨張して割れてしまう事があります。

昔は、銅釘の使用がメインでしたが、瓦屋の中には経費を抑える為に、鉄釘を使う瓦屋がいました。

そのため、鉄釘が原因で割れが起きてしまう事があります。

※現在は、ステンレスビスか、ステンレス釘の使用がメインになっています。

割れたまま気づかずにいると、割れた場所から雨水が入り込んでしまい、雨漏りの原因になってしまいます。

また、破損した瓦が、屋根から滑落してしまう危険性もあるので、早めに瓦の交換をお勧め致します。

和形瓦は、瓦1枚から交換できます!

瓦のずれは、瓦を留める桟木が腐ってしまい、地震や強風等の振動で下にずれてしまいます。

瓦のずれも雨漏りや落下の原因になってしまうので、早めの交換を推奨します。

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