冒頭

弊社は、屋根塗装の必要性が無いと、対面やHP上で発信しています。

その理由の中に、屋根塗装が原因で雨漏りが起きてしまう可能性があるからです。

何故、雨漏りに繋がってしまうのか、原因と対策を掲載しますので、是非ご覧ください!

キーワードは、「目地」「隙間」「塗膜」「毛細管現象」です!

※このページは、彩色スレート瓦への屋根塗装についての解説ページです。
※彩色スレート瓦とは、コロニアルなどを一括りにした総称です。
金属系(ガルバリウム鋼板・亜鉛鉄板)屋根材の塗装は、穴あき赤錆予防のために必要だと考えられます。
下記構成で解説しています!ページ内リンクご活用ください!
屋根塗装は雨漏りの原因になる可能性がある
対策品もあるが問題あり
屋根塗装が原因の雨漏り対策方法
まとめ

コロニアルなどに屋根塗装を施工すると、屋根材の「目地」を「塗膜で」塞いでしまいます。

塞ぐだけでは終わらず、小屋裏などに溜まる暖かい空気が上昇して外へ出ようとする際に、目地を塞いだ塗膜に極小の穴を開けながら、外気へ放出されます。

この際に出来た極小の穴を「ピンホール」と呼びます。

このピンホールが極悪で、ピンホールを通り屋根の中へ雨水の侵入を許しますが、ピンホールは雨水の排出を行えません。

ピンホールから入り込んだ雨水は、屋根材の重なりに溜まっている砂ぼこりなどに吸い上げられ、「毛細管現象」を起こします。

毛細管現象で、屋根勾配に逆行する雨水は、次第に、二次防水の防水シート層へ流れて行きます

防水シート層に侵入した雨水は、塗膜の防波堤に排出を拒まれ、屋根材と防水シートの間に雨水を溜め込んだ状態になります。

この現象が屋根面全体で繰り返し行われると、防水シート劣化部から雨水が侵入し、雨漏りが発生してしまいます。

屋根は、目地の隙間が無いと正常に機能しません

屋根は、必ず毛細管現象が起きます。

毛細管現象で入り込んだ雨水を、いかに素早く排出するかが大切になり、雨水の排出を担っているのが、屋根材の目地です。

この目地を塞いでしまうと、屋根本来の働きが出来なくなってしまい、正常な機能を失ってしまいます。

※毛細管現象は、屋根塗装の有無関わらず全ての屋根に起こる現象です。

対策品もあるが問題あり

その名はタスペーサー

目地を塞がな様にする、タスペーサーと呼ばれる縁切り材があるのですが、これも問題があります。

写真の通り、タスペーサーを嵌めた屋根材がバキバキに割れてしまいます。

何故こうなってしまうのか、主な理由は3つ

屋根材を無理な力で持ち上げて、強制的に浮かせてしまうため
規制前のアスベスト含有屋根材に比べ、ノンアスベスト屋根材は、屋根材の強度が低いため
仮設足場解体時に、強制的に浮かせた屋根材を踏み割ってしまうため

屋根材の割れは、非常に重要な問題です。

雨漏りに直結する可能性もありますし、割れた屋根材が滑落し、人に当たれば重症を負ってしまう可能性もあります。

ベタベタ塗るだけの塗装屋さんより親切ですが、現実は、屋根材の破損を起こすので一切お勧めしません。

※コロニアルで有名なケイミュー株式会社(kmew)は、縁切り材の使用を禁止しております。

合言葉は目地切り

コロニアルなどに屋根塗装する際は、「目地切り」をお願いします。と伝えてください

目地切りは、屋根材の目地に塗布された塗膜を刃物で切り、塗膜で塞がれた重なりを再び開通する作業です。

目地切りが唯一、「割れ」や「雨漏り」のリスクを減らせる手段です。

最近の屋根塗装は、雨漏りを恐れてなのか、見えない場所だからか分かりませんが、本当に塗装したの?と、疑ってしまうような仕上がりの屋根を散見します。

1年ちょっとで、チョーキング現象が起きていたり、塗り斑が目立つ屋根が多いです。

屋根塗装最大のデメリット雨漏りですが、屋根塗装を施工して雨漏りが起きても、塗装屋さんは、雨漏りの保証を発行しないので責任を取りません。

屋根塗装の施工後に雨漏りが起きてしまうと、雨漏り修理代金も必要になり、余計な出費がかさんでしまいます。

築10年15年経つと、汚れや変退色が目立ち、気になる気持ちわかります。

でも、その気持ちをグッと堪えて、築20年や25年、もしくは、自然劣化による雨漏りが起きてしまったら「葺き替え工事」か「カバー工法工事」を依頼してください。

この2種の工事でしたら、「防水性」「耐久性」「美観」の全てを得られます。

そして屋根塗装を施工しない分、余計な出費も発生しません。

屋根材の保護のため?塗装じゃ何も保護しません。

「コロニアルなどへの屋根塗装は、全く無意味な工事」この言葉で締めさせて頂きます。

最後まで閲覧頂き、ありがとうございます!

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