【屋根塗装で雨漏りが止まる?】越谷市の方からご質問

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ご質問に回答、屋根塗装で雨漏りが直りますか?

お世話になっております。草加市の屋根屋ワタナベサービスです!

越谷市の方から雨漏り修理についてのご質問を頂きました。

ご質問ありがとうございます!

電話相談を頂いたため、ご質問者様には既に回答済みですが、本投稿にも回答内容を掲載いたします。

ご質問内容は、「雨漏り修理を某業者に依頼したら、屋根塗装で雨漏りを直すと言われました。本当に塗装で直りますか?」

と、ご質問頂きました。

このご質問に対しての答えは、「全ての屋根で雨漏りを屋根塗装で直す事は不可能です」

塗装は、あくまでもお化粧です。

お肌のシワやシミを隠すためにお化粧をしても、お肌からシワやシミが無くなる訳では無い事と同じです。

お化粧(塗装)では、根本的な原因の解決に一切繋がりません。

雨漏りが起きるという事は、防水シートの寿命が最たる原因です。

つまり、防水シートを新たな物へ交換しなければ、雨漏り修理に繋がりません。

さらに問題点としては、ご質問者様の屋根が銅板葺きと和形瓦の複合屋根【腰葺き】で、銅板葺きに塗装をしようと提案している点です。

銅板は、自身を守るために、緑青を身に纏います。

この緑青が強力で、如何なる塗料や接着剤など受け付けません。

ケレンし緑青を剥がしたところで、幾らも立たずに塗料が剥がれてしまいます。

また、気合入れてケレンをしたら銅板に穴を空けてしまう可能性もゼロではありません。

そもそも、雨漏りの有無に関わらず、銅板葺きに塗装を勧めること自体が大きな間違いです。

銅板葺きからの雨漏りを直すには、葺き替え工事が必須になります。

腰葺き屋根参考写真

塗装で防水性が高まるは大きな間違え

そもそも、塗装で防水が出来ると考える事が間違いです。

塗装に防水性を高める効果は無く、あるのは撥水性です。

多くの塗装業者は、屋根塗装をすると、屋根材が雨水を吸わなくなって防水性が高まる、なんて流布しますが、屋根材が雨水を吸うから雨漏りが起きる訳ではありません。

塗装屋さんは、屋根の専門家ではないため、知らないかもしれませんが、毛細管現象で吸い上げた雨水が防水シート層に入り、防水シートが劣化した場所から雨漏りする事が原因の多くを占めます。

屋根材の破損や施工不良が原因の場合もありますが、屋根材が雨水を吸い込んで雨漏りが起きるとは考えにくいです。

いずれにしても、雨漏りの根本原因は、防水シートの劣化が原因なため、塗装工事をしても雨漏りに対して意味がありません。

防水性が高まると言う塗装業者さんは、屋根塗装を施工したら、雨漏りに対する保証を発行するのか?

確実に雨漏りに対する保証を発行しません。

防水性を高める目的で屋根塗装工事を依頼される事は、お金の無駄だと断言します。

防水性を高める工事は、屋根工事専門業者が防水シートを新たな物に変える工事だけです。

もちろん、雨漏りに対する保証を発行します。

※金属製屋根材は屋根塗装を推奨

金属製屋根材の弱点は、赤錆が発生する事にあります。

赤錆を予防するために、定期的な再塗装が推奨されます。

特に、トタン屋根と呼ばれる亜鉛鉄板で造られた屋根材は、赤錆が発生しやすいです。

赤錆を放置すると、穴あき等に繋がるため注意が必要です。

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