【屋根塗装の保証内容】【認識違いに注意】雨漏り保証は皆無

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屋根塗装の保証は塗膜保証

屋根塗装をすると発行される保証内容に雨漏りの保証が一切含まれていません。

塗膜の剥離や変退色に対する保証になります。

雨漏り修理依頼を頂き、現場調査へ赴くと、屋根塗装をされている多くのお施主様が「屋根塗装はしたんですけどね~」と、言われる方が多くいらっしゃいます。

多くのお施主様は、【塗装をすると防水性が高まる】や【屋根材の保護になる】などの魅力的な言葉を見聞きし屋根塗装を依頼されている様に感じています。

この様な情報は、全くの誤りで、防水性や屋根材の保護・耐久性に起因する効果は一切ありません。

あくまでも、美観の維持をするための施工です。

その裏付けに屋根塗装の保証内容に【雨漏り】が含まれていない事が証拠となります。

本当に防水性が高まるなら雨漏りの保証も出来るはずです。

保証が出来ないのは、効果が無いから出来ないのです。

防水性に効果をもたらす工事は、屋根工事業者が防水シート新規施工する【葺き替え工事】【カバー工法】【葺き直し工事】だけです。

我々屋根工事業者は、【葺き替え工事】【カバー工法】【葺き直し工事】の防水シート新規施工をする工事は、必ず雨漏りの保証を発行します。

屋根材自体の耐久性に関する保証は、新規使用する屋根材のメーカー保証が付帯します。

いつからか塗装が建物に対する万能薬の様に誤解されていますが、全く万能薬ではありません。

屋根に対して防水性や耐久性に関わる工事は、屋根専門業者が施工する工事だけです。

今後、屋根塗装を検討されている方は特に【屋根塗装をする意味や保証内容】をしっかりと理解し、お施主様が求められる工事かよく精査したうえで、屋根塗装工事を依頼される事をお勧めいたします。

※金属製屋根材の屋根塗装は、赤錆予防・錆が原因の穴あき予防に効果がある施工となります。

※金属製屋根材に限り、適切なタイミングでの塗装工事をお勧めいたします。

※金属製屋根材以外への屋根塗装は、一切お勧めしません。

※特にアスベストが含有されていない化粧スレートへの塗装は、踏み割れに繋がる可能性があるためお勧めしません。

※化粧スレートに塗装をすれば撥水効果をもたらし、屋根材の保護に繋がると説明する塗装業者もいますが、化粧スレートの裏面は、未塗装で製造されています。毛細管現象で未塗装面が雨水に濡れるため、表面だけを撥水させても、保護に繋がるとは言えません。

※毛細管現象=屋根材の重なりに溜まる砂埃等を伝い雨水を吸い上げてしまう現象を指します。

※化粧スレート=代表屋根材:コロニアル等の総称です。

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