【屋根材は耐久性よりも水密性が重要】屋根材比較の知識

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屋根材比較は、耐久性よりも水密性が大切

お世話になっております。草加市の屋根屋ワタナベサービスです!

多くの方々が、屋根材情報を調べる際に耐久性や耐用年数に注視して調べられるかと思います。

確かに耐久性や耐用年数も大切な情報ですが、より大切な情報は水密性です。

基本的に、金属系のガルバリウム鋼板/SGL鋼板であれば、どこの国内メーカーが製造した屋根材でも、必要十分な耐久性と耐用年数を有しています。

また、瓦に関しても、必用十分な耐久性があり、瓦万年手入れ年々と言う言葉がある通り屋根材屈指の耐用年数です。

その他分類の屋根材で十分な耐久性があるかと問われると「心もとない耐久性」だとお答えしますが、瓦か金属であればどの国内メーカー品でも十分な耐久性と耐用年数があります。

リフォームの場合、金属屋根材を使う【葺き替え】か【カバー工法】もしくは、【瓦の葺き直し】が定番です。

そのため、ほとんどのお施主様が耐久性や耐用年数をそこまで気にする必要性が薄いと考えられます。

であれば、メーカーの違いでどこに差が生まれるのか?

それは、水密性です。

屋根材の製造でどの様な折り方をして製造しているか

篏合部の形状や水返しの形状など、水密性に大きく関わる違いが生まれます。

※全日本瓦工事業連盟が作った合言葉です。

水密性とは何か

屋根材の水密性とは、どれだけの降水量と風速で漏水するかを示す指標です。

例えば、福泉工業(株)シルキーG2であれば、風速30m/s降水量240mm/h漏水無しと記載されています。

また、ニチハ(株)横暖ルーフでは、風速30m/s降水量230mm/h漏水無しと記載されています。

シルキーG2と横暖ルーフを比較した際に、風速は同じですが降水量に差があります。

つまり、横暖ルーフよりもシルキーG2の方が、降水量が多くても漏水し難く水密性に優れているという事です。

この水密性を表す試験値が高ければ高い程、防水シート面に雨水が廻り難く雨漏りが起き難くい屋根材です。

もちろん雨漏りに最も重要な材料は、二次防水の防水シートですが、一次防水の屋根材も軽視できません。

どれだけ耐久性が高く耐用年数が長い屋根材でも水密性が低い一次防水では、その耐久性が宝の持ち腐れです。

そのため、屋根材は、水密性が最も大事だと私は考え、皆様にお伝えしています。

是非、屋根材を調べる際は水密性に注目してお調べください!

閲覧頂き誠にありがとうございます!

水密性に優れたシルキーG2ページ抜粋

二次防水=防水シートページ抜粋

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