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【実務経験30年以上!どんな屋根でも対応!】雨漏り修理・屋根修理・屋根リフォームなど、各種工事承ります!

冒頭・見出し

漆喰工事を安易に考えている業者が多く、とある工程を省く施工が横行しています。

おそらく、瓦屋根の知識が乏しい業者の施工だと思いますが、漆喰の施工が原因で雨漏りに繋がる可能性もあります。

このページは、正しい施工手順を3ステップで紹介しています。

是非ご覧ください!

施工前

経年劣化で漆喰が【割れ】【浮き】【剥離など起きたタイミングで、漆喰の塗り替えを行うのが適正タイミングです。

重要工程 解体工事

既存漆喰の解体工事が非常に重要です。

【新規漆喰の塗り厚確保】や【粘土のひび割れに漆喰を食い込ませる】ために、既存漆喰解体工事を行います。

まず、【塗り厚確保】ですが、瓦屋根の漆喰工事には、既定の位置を超えて漆喰を塗ってはいけない決まりがあります。

既定の位置とは、のし瓦2段目の位置(写真参照)なのですが、この位置を超えて漆喰を塗ってしまうと、のし瓦に入った雨水が外部へ排出されずに粘土内に入ってしまうため既定の位置が決められています。

粘土内に雨水が入り続けると、雨漏りに繋がる可能性が高くなります。

次に【粘土のひび割れに漆喰を食い込ませるため】ですが、棟瓦を積む際の粘土の状態は水気を多く含む柔らかい状態で施工します。

この粘土が乾燥と共に固くなり塊になるのですが、粘土が乾燥すると必ず表面にひび割れが発生します。

このひび割れに漆喰を詰め込みつつ漆喰を塗ると、より強力な漆喰の粘土保護層が形成出来ます。

そのため、リフォームでの漆喰工事でも必ず解体の工程が必用になります。

しかし、残念な事に解体工程をしない業者が多々いる事も事実です。

こちらについては、最後の【まとめ】の欄に記載しております。

漆喰塗り工事

古い漆喰を解体して新しい漆喰を施工します。

表面を優しく擦るのでは無く、コテに力を込めてグリグリ圧力をかけながら、粘土の割れ目に漆喰を食い込ませつつ粘土に密着させます。

また、力を込める事で、漆喰自体が締まっていき【割れ】【浮き】【剝離】などが起きにくい仕上がりになります。

漆喰表面を平滑にする事ばかり考えている業者は、力を込めてコテを動かせません。

瓦屋根の実務経験が長いから出来る施工です!

まとめ

漆喰塗り工事のポイントは、【解体工程】と【しっかり力を込めて塗り上げる】事にあります。

解体工程ですが、残念な事に解体工程を省いて漆喰塗り工事を施工する業者がたくさんいます。

地層の様に何重にも薄く塗られた漆喰を数えきれない程見てきています。

こんな施工が横行する理由としては、【そもそも瓦屋じゃない業者が見様見真似で施工している】【解体の手間を省略】【既存漆喰の処分費用をケチる】などの理由が考えられます。

ご自宅の漆喰塗り工事で古い漆喰を解体しているかを見極める方法は、解体した施工写真を提出してもらう事が一番信用できますが、万が一完成写真しかない場合は、瓦が砂埃で汚れているかで判断が出来ます。

古い漆喰を解体すると必ず風化した粘土が転がるため、瓦が砂埃で汚れていれば古い漆喰を解体していると考えられます。

漆喰は大切な屋根の一部(棟)を支える粘土の保護層です。

正しい知識で、正しい施工をする業者に瓦屋根メンテナンスの依頼をしましょう!

弊社は、一切の手抜きをしません!

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