【草加市H様 雨漏り修理】セメント和形瓦葺き直し及び一部陶器瓦へ葺き替え工事

雨漏り修理のご依頼を頂きました。

既存の状態が酷く、棟瓦三又部にウレタン防水が塗られており、屋根工事業者では有り得ない施工です。

全く知識のない人間が施工したと伺えます。

屋根塗装をされていて見た目は綺麗ですが、防水シートの見直しをしていないので雨漏りしています。

塗装だけでは防水シートが新しくならないので防水性能の回復には繋がりません。

※屋根塗装は、劣化を隠せますが、直す事はできません。

既存のセメント和形瓦を再利用するので、ヒビや割れが無いように慎重にめくります。

また、同時に葺き直し工事に使えない瓦が無いか選定します。

既存の防水シートは、高分子系(ビニール系)の防水シートでした。

ビニール系防水シートは、暑さ寒さで伸縮を繰り返し、次第に野地板が露出してしまい雨漏りしてしまいます。

使用材料 七王工業(株)モラサンE
改質アスファルトルーフィング
不織布入り

左右の重なり300㎜以上、上下の重なり100㎜以上重ね隙間なく施工します。

防水シート施工後、瓦を固定する瓦桟を施工します。

弊社は、防虫防腐加工された材木(18㎜×45㎜×3650㎜)を使用し、屋根垂木に固定します。

セメント瓦は廃盤品の為、解体した際に再利用出来ないと判断した瓦は、陶器瓦に変えて葺き直します。

強力棟金具は、躯体に金具をビス留めします。

躯体に直接固定出来るので、棟の崩れを大幅に減少出来る工法です。

強力棟金具タルキ施工

強力棟金具にタルキを施工します。

このタルキが棟瓦を固定する桟木になります。

強力棟金具の周辺にナンバン漆喰を施工し、７寸丸瓦を施工します。

７寸丸瓦の固定は、ビスを使用し強力に固定します。

この工法で棟瓦を施工すると、余程規格外の地震や台風でなければ、崩れる事が無い施工方法です！

地震や台風など自然災害対策に最適な工法です！