ケラバ板金と棟板金の取り合い
赤丸部のケラバ板金と棟板金の取り合いを、間違えた施工で収めている業者が多いです。
この様な取り合い部は棟板金を先に施工し、ケラバ板金を棟板金に被せて施工し、吹き込んでくる雨水が、中に入らないように施工します。
しかし、写真の施工はケラバ板金を先に施工してしまい、棟板金の端部がケラバ板金で隠れずに、ケラバ板金と棟板金が突き付けで施工されています。
この施工では、コーキングが切れてしまうと、雨水が入り込んでしまうので、間違った施工です。
棟瓦・壁際土居のし
漆喰がコーキングで埋め尽くされている
本来ここは、漆喰もしくは、なんばんシックイで、収めるのですが、稀にコーキングで埋められているご自宅を拝見します。
コーキングで埋めてしまうと、既定の塗り幅を超えて塗ってしまうので、雨漏りの原因に繋がります。
また、改修工事をする際に、瓦の解体やコーキングの剝離等に多大な時間と労力を必要とするので、解体費用が通常より高額になってしまいます。
俗に言う「ラバーロック工法」は悪徳で間違った施工です。
換気棟の開口部が大きすぎる
本来は、ここまで開口を、大きくする必要が無いのに、こちらは、非常に大きな開口が開けられていました。
メーカーにより開口の大きさは変わりますが、コロニアルの純正換気棟が使われていたので、この開口は開けすぎです。
雨水が入りやすくなってしまうのに加えて、開口部から雨水の侵入を防ぐ、捨て水切りが、既定の位置で収まらなくなってしまうので、間違った施工です。
換気棟の開口が開いていない
換気する為にメーカー既定の寸法で開口を作るのですが、開口部が作られておらず、換気棟がただの飾りになっていました。
これでは換気が出来ないので、間違った施工です。
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