【スーパーガルテクトお勧めしない理由】〇〇性が弱点

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スーパーガルテクトの弱点

お世話になっております。草加市の屋根屋ワタナベサービスです!

弊社がスーパーガルテクトをお勧めしない理由が明確にあります。

それは、篏合形状と断熱材面積による水密性と漏水性の弱点です。

スーパーガルテクトは、篏合形状の問題で水密性がライバル製品と比べて低い特性があります。

篏合部から防水シート面へ雨水が入りやすく、年数経過時にライバル製品と比べて雨漏りに繋がりやすい弱点です。

また、断熱材面積の問題で固定ビスから雨漏りに繋がりやすい弱点と屋根材が錆びやすい弱点もあります。

多くの業者がお勧めしているのに?と、疑問に思われるかと思いますが、事実です。

弊社と同様にスーパーガルテクトの弱点を指摘している業者さんもいらっしゃいます。

YouTube動画投稿をしている業者さんの中には、水密性の実験を投稿している業者さんもいらっしゃいます。

業界の風潮に流されず弱点を指摘できる業者さんは、貴重で良い屋根工事を提供するために、本質を見極めている業者さんだと感じます。

※ライバル製品=シルキーG2や横暖ルーフSなど

断熱材の形状比較ページ

スーパーガルテクトを勧める業者が多い理由

では何故、多くの業者がスーパーガルテクトをお勧めしているのか?

それは、売りやすい材料で業者に人気だからです。

SGL鋼板・断熱材の面積厚み・ネームバリュー・インターネット情報など、お施主様へ良い材料だと思って頂けるセールスポイントが多い屋根材です。

「SGL鋼板でガルバリウム鋼板よりも高耐久!断熱材の面積や厚みも他社製品よりも大きくて肉厚!断熱効果抜群!大人気屋根材です!」

この様にお施主様へご説明すると「いい屋根材なんだ」と感じやすいと思います。

確かに、沿岸部であればSGL鋼板は魅力ですし、純正部材も魅力的な物が多いです。

ですが、屋根に最も求める性能は、水密性や防水性だと私は考えています。

どんなに高耐久高機能であっても雨漏りが起きやすい様では無意味です。

そのため、弊社は、スーパーガルテクトをお勧めしません。

この弱点が解消されたら非常に良い屋根材でお勧めできると考えています。

SGL鋼板に魅力を感じるお施主様には

SGL鋼板に魅力を感じているお施主様には、ニチハ(株)が販売している【横暖ルーフプレミアム】をお勧め致します。

この屋根材は、横暖ルーフSの上位製品で、SGL鋼板にフッ素樹脂塗装を施した屋根材です。

篏合形状や断熱材面積の問題も無く、水密性なども高水準なためお勧めできます。

ただし、上位製品でフッ素樹脂塗装のため、費用負担が増加するデメリットがあります。

弊社がお勧めする屋根材

弊社がお勧めする屋根材は、福泉工業(株)かわらシルキーG2です。

ライバル製品よりも水密性が高く耐風圧性にも優れたガルバリウム鋼板屋根材です。

ライバル製品よりも一体成型断熱材の厚みが薄いですが、空気層を設ける形状で天然の断熱効果を生かし断熱性能を補う設計になっています。

弱点は、グレード別製品が無い点や沿岸部ではSGL鋼板に劣る点などが挙げられます。

また、メインで取り扱う業者が少ないため、お住いの近隣業者に相談した際に、別製品を勧められる可能性があります。

シルキーG2の詳細は、下記よりご確認ください!

※ライバル製品=スーパーガルテクや横暖ルーフSなど

シルキーG2関連ページ

まとめ

スーパーガルテクトの弱点を指摘した内容となっていますが、水密性が低いとは言え、施工して直ぐに雨漏りに繋がると言うわけではありません。

その点は、過度に不安になって頂きたくないと思います。

今回、この内容を発信した理由としては、多くの業者やインターネットサイトが良い材料だと発信しているから、良い材料だと鵜呑みにして頂きたくない点と、より水密性に優れた屋根材が有るという事を発信したく投稿しています。

確かにシルキーG2とスーパーガルテクトの断熱材を比べると、スーパーガルテクトの方が断熱効果が高い様に見えるため、魅力的かもしれません。

ですが、正直に申し上げて、微々たる差と言うのが本音で、この差を体感できる方は、殆どいらっしゃらないと思います。

比較対象が後発品の3mm厚断熱付き屋根材であれば、差を感じて頂けると思いますが、スーパーガルテクトクラスの屋根材同士で比べると差が殆ど無いと考えられます。

そのため、弊社ではスーパーガルテクトをお勧めしないで、より水密性が高いシルキーG2をお勧めしています。

また、弊社の考えでは、より長期間雨漏りしない人生一度の屋根リフォームを理念に施工しています。

この考えの屋根工事をご提供するには、少しでも水密性に不安のある屋根材を使えません。

水密性の高いシルキーG2が必須だと考えています。

あくまでも弊社の考えですが、お施主様の屋根リフォームの参考になれば幸いです。

最後まで閲覧頂き誠にありがとうございます。

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