【カバー工法 防水シート】粘着層付きを推奨する理由

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冒頭

お世話になっております。草加市の屋根屋ワタナベサービスです!

本日のお題は【カバー工法で粘着層付き防水シートを推奨する理由】について投稿いたします。

是非、ご覧ください!

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粘着層付き防水シートとは

粘着層付き防水シートとは、防水シートの裏面に粘着層を有した防水シートを指します。

粘着層が付いているため、固定具を使わずに施工する事が可能な防水シートです。

固定具を使わないため、防水シートへ穴を空けずに固定する事が可能なメリットがあります。

そのため、雨漏りのリスクが高い緩勾配屋根の屋根工事で使われたり、防水シートを固定する【ステープルが使えないカバー工法】で使用される防水シートとなります。

参考写真:防水シート固定具
※カバー工法では使えません。

粘着層付き防水シートを推奨する理由

通常、防水シートを固定するために使われる【ステープルは、ホチキスの芯の様な物】です。

防水シートが持つ防水性能を著しく損なわない様に細身で造られています。

そのため、【カバー工法の下地となる彩色スレートかわら*】を貫通させる程の強度がありません。

では、【カバー工法に粘着層が無い防水シートを使う業者は、どの様に固定しているのか】

それは【釘打ち機を使用した釘固定+板金片で防水シートを固定しています】

本来使われる【ステープル】より【太い釘を大量に使用して固定】しているのです。

【空けなくていい釘穴を無益に空け、防水性能が低下する施工方法】です。

施工直後は、防水シートの釘穴シール性が健在なため、問題無い様に見えますが、年数が経過したらどうでしょうか、【防水シートの釘穴シール性は、永遠に続く訳ではありません】

【釘固定した防水シート】と【穴を一切空けずに固定した防水シート】どちらが長期に渡って防水性能を維持できるか一目瞭然です。

また、【アスベスト含有屋根材の場合に防水シートを釘固定すると、アスベストが含まれている粉塵が飛散する恐れもあります】

有害な粉塵を現場付近にいる方が吸い込んでしまう恐れや、洗濯物などに付着してしまうなど健康被害に発展する恐れもあります。

この様な理由から【弊社は、カバー工法に使う防水シートに必ず粘着層付きを使用し推奨しています】

※ステープルのサイズは、複数あります。

※彩色スレートかわら=コロニアルなどの総称です。

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