【弊社としてはNG】太陽光パネルの設置について

お世話になっております。草加市の屋根屋ワタナベサービスです！

太陽光パネル専門業者のサイトを拝見すると、【環境に良い・電気代が安くなる等】良い事しか書かれていませんが、本当にデメリットは無いのでしょうか？

電気料金この一点だけを見れば、メリットしか無い様に見えますが、太陽光パネルの多くは、屋根に設置します。

それならば、屋根に対してどの様な影響を与えるかも考えなければいけません。

正直なところ、弊社は太陽光パネルの設置に対して消極的な考えを有しています。

なぜ、消極的なのか掲載しますので、是非ご覧ください！

太陽光パネルを固定する架台を設置するために、屋根に無数の穴を空けてしまいます。

正直なところ、屋根に余計な穴を空ける行為は、防水性の観点からお勧めできません。

たしかに、雨漏りさせないためにコーキングやパッキンを利用して止水していますが、プレーンな屋根と比べて明らかに防水性能が低下します。

※写真上の穴は一部だけで、屋根全体では何十か所と穴が空いています。

※屋根に穴を空けずに架台を設置する事も出来るが……

ガルバリウム鋼板屋根材や和形瓦などは、屋根に穴を空けずに架台を設置する部材がありますが、強風で太陽光パネルをすくい上げる力が働き、屋根ごと飛んでしまう、なんて事故も……

※沿岸部など強風が吹きやすい地域に多い

屋根からケーブルを通す場合

瓦の形を模した部材を使いケーブルを纏めて、室内へ通します。

※和形瓦の場合です。

室内へ通すためには、防水性能に対して最も大切な防水シートに大きな穴を空けて室内へ通します。

この施工も雨漏りに対して最も敏感な屋根屋からすると眉をひそめてしまいます。

室内(小屋裏)に通されています。

ちょっとした破損も修理出来ない可能性有り

例えば、太陽光パネルが屋根全面に設置されている屋根で【棟板金が飛散した場合】太陽光パネルを一度降ろさなければ修理出来ない可能性が多いにあります。

それは何故かと言うと、太陽光パネルで職人が足を乗せるスペースが無く歩行不可の場合や、太陽光パネルと棟板金のスペースが無く、固定ビス(釘含む)を打ち込めない、打ち込むための道具が入らないなどの理由により、太陽光パネルを降ろす必要が発生します。

※太陽光パネルで屋根面歩行不可の場合は、棟板金の修理だけでなく、全ての修理で太陽光パネルを降ろさなくては作業ができません。

太陽光パネルが小面積でも撤去・再設置が必要なケース

【雨漏り修理や屋根リフォームなど屋根全面改修工事】が必要な場合は、小面積でも必ず太陽光パネルを降ろす必要があります。

最も困るのが災害時

地震や台風などで被災した場合、お施主様の心情としては、１日でも早く修復したいと思われるのが当たり前です。

しかし、前述したように太陽光パネルが設置されている場合は、一度太陽光パネルを降ろしてからの修復になってしまう可能性が高く、修復着工日が、太陽光パネル専門業者の太陽光パネル撤去日次第になってしまい、早急な修復工事が難しくなる恐れがあります。

費用面でもマイナスに

太陽光パネルの撤去・再設置をするにも、【太陽光パネル専門業者へ工賃の支払い】が発生します。

特に屋根全面に太陽光パネルを設置されているお施主様は、どんなに小規模屋根修理だろうと付き纏う問題になります。