【瓦の着色方法】3種の方法 釉薬・燻化・素焼き

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粘土瓦の着色

お世話になっております。草加市の屋根屋ワタナベサービスです!

粘土瓦の着色方法は、他の屋根材と異なり、塗料を使用した着色ではありません。

それ故に、退色とは無縁となり、永遠に色褪せない発色が続きます。

瓦の着色方法は、釉薬、燻化、素焼きの3種類!それぞれの方法により発色や質感が異なります!

※燻化に関しては、後程記載しますが、年数と共に色味が変化します。

陶器瓦(釉薬)

釉薬を使用し着色した瓦を陶器瓦と呼びます。

粘土を瓦の形状に成型し釉薬を塗った後に焼成を行い化学反応で発色します。

焼成を行う事で、釉薬がガラス質となり、退色する事が無い永年に続く輝きを手に入れます。

なお、焼成時には粘土を焼締める意味もあり、焼成温度は約1100℃で10時間ほど焼成します。

また、焼締める事で瓦の強度も高くなります。

※お茶碗や湯呑等と同じ方法です。

※焼成温度は、三州瓦での温度です。

※陶器瓦は、複数色製造されています。

いぶし瓦(燻化)

こちらの瓦は、焼成後に燻化工程を設け瓦に炭素被膜を纏わせる着色方法です。

燻化工程を設ける事で、いぶし銀に輝きます。

いぶし瓦は、年数と共に炭素被膜が剥がれ黒色へ変化していきます。

年数と共に変化する姿は各屋根で異なり、世界に1軒だけの屋根となる姿は、非常に風情に溢れた姿となります。

※燻化=クンカ

※燻化とは、瓦を燻す工程を指します。

※いぶし瓦は、いぶし銀色1色です。

素焼き(無釉薬)

素焼きとは、釉薬や燻化を行わず、粘土の素材を活かした発色となります。

色合いは、焼成する粘土色により異なります。

着色を一切行わない事で、西洋を連想させる風合に仕上がります。

西洋風の住宅にするなら素焼き瓦がお勧めです!

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