【シルキーG2 スーパーガルテクトを比較!】屋根修繕の知識に!

Home » 屋根の知識 » 【シルキーG2 スーパーガルテクトを比較!】屋根修繕の知識に!
見出し
冒頭
シルキーG2の強み
スーパーガルテクトの強み
シルキーG2の弱点
スーパーガルテクトの弱点
シルキーG2とスーパーガルテクトの注意点
シルキーG2・スーパーガルテクト比較表
製造元コーポレートサイトご紹介
まとめ
今すぐ相談・見積依頼!!

冒頭

お世話になっております。草加市の屋根屋ワタナベサービスです!

本日のお題は、シルキーG2とスーパーガルテクトの比較です!

大きな分類で見ると両者共に【横葺き】と呼ばれる屋根材に分類されます。

両者共に金属製の横葺き屋根材で見た目も近しい事から、お施主様から見た際に、判別が難しいかと思います。

しかし、両者屋根材が持ち合わせる強みは全く異なります。

その強みの違いを比較し発信したいと思います!

是非、ご覧ください!

シルキーG2の強み

シルキーG2の強みは、水密性に優れている事です。

豪雨強風の状況下で屋根材の中に雨水が入り込むまでに耐えられる降水量と風速の上限値が高い強みがあります。

つまり、台風等の自然災害時に【雨漏りが起き難い】【強風飛散が起き難い】雨風を凌ぐ外装の本分に重きを置いた屋根材です。

もちろん、機能面も断熱材一体、遮熱塗料、ちぢみ塗装被膜等も付帯し一定以上の機能性も有しています。

こんなお施主様にお勧め!

雨漏りが起き難い、台風等の災害で破損が起き難い等、雨風に対する強さをお求めのお施主様にお勧めな屋根材です!

スーパーガルテクトの強み

スーパーガルテクトの強みは、素材がSGL鋼板である事です。

メッキ組成にマグネシウムを2%入れたSGL鋼板で造られる屋根材のため、腐食が起きやすい環境に強い特徴があります。

例えば、海が近い環境の沿岸部でガルバリウム鋼板よりもサビが発生し難い等です。

スーパーガルテクトは、屋根材の製造過程で強さを付与すると言うよりも、素材自体の強さを売りにする屋根材です。

こちらも同様に断熱、遮熱、ちぢみ塗装被膜等が付帯し一定以上の機能性を有しています。

こんなお施主様にお勧め!

沿岸部に近い地域にお住まいの方で少しでも腐食に強い金属屋根材をご希望のお施主様にお勧めです!

シルキーG2の弱点

シルキーG2の弱点は、同等製品と比較した際に、断熱材の厚みが劣る事です。

シルキーG2の断熱材が最厚9mmに対し横暖ルーフS最厚12mmスーパーガルテクト最厚15mmと断熱材の厚さが薄いです。

正直、この差で断熱効果の差を体感できるか疑問ではありますが、お施主様からすれば、少しでも断熱効果が望める製品に魅力を感じる方もいらっしゃるかと思います。

※熱伝導率の比較ではスーパーガルテクトが0.002w/m・K優れています。

※w/m・K→ワット毎メートル毎ケルビン

スーパーガルテクトの弱点

スーパーガルテクトの弱点は、断熱材形状が原因で雨漏りに繋がる可能性とサビの発生しやすさです。

断熱材の形状がテーパー形状になっていない事に加え、ビス打ち込み部まで断熱材が付いています。

この形状が災いし、ビス打ち込み部に雨水が溜まりやすく、ビス伝いに雨漏りの可能性、ビス穴(屋根材)のサビ、ビス自体のサビが起きやすい屋根材です。

また、特別水密性が高いわけでもないため、他屋根材よりも早い時期にサビ、雨漏りが起きる可能性があります。

シルキーG2とスーパーガルテクトの注意点

シルキーG2の注意点

シルキーG2には、フッ素樹脂塗装の設定がありません。

フッ素樹脂塗装をご希望の場合は、ご期待に応えられない屋根材です。

扱う業者がスーパーガルテクトと比べて少ないため、業者探しに難儀する可能性があります。

スーパーガルテクトの注意点

扱う業者が多いため、いい加減な工事を行う業者も多くいます。

また、スーパーガルテクトを使用していながら、安さを売りにする業者には注意が必要です。

スーパーガルテクトは、決して安価な屋根材ではないため、防水シート等他材料を安価な物で見積り、合計金額を下げる業者がいます。

特に、営業会社に見積り依頼し、価格勝負をする営業会社の場合、下請け事業者に必要な予算が与えられていない可能性があるため、注意が必要となります。

インターネット上にスーパーガルテクトの情報が溢れているため、記載情報の精査が必用となります。

特に建築とは無関係な運営者のサイトや塗装会社の情報は注意です。

シルキーG2・スーパーガルテクト比較表

項目/製品名シルキーG2スーパーガルテクト
製造元福泉工業株式会社アイジー工業株式会社
素材ガルバリウム鋼板SGL鋼板
塗装方法ポリエステル遮熱ちぢみ塗装ポリエステル遮熱ちぢみ塗装
(フッ素設定あり)
カラー数5色6色
(1820mm長は2色)
断熱材最厚9mm
アルミライナー紙付帯
最厚15mm
アルミライナー紙付帯
熱伝導率0.035
数値が大きい程熱を通しやすい
0.033
数値が大きい程熱を通しやすい
重量1㎡約5㎏1㎡約5㎏
水密性風速30m/s降水量240mm/h
漏水無し
平均圧力750pa
耐風圧性風速60m/s破損無し
メーカー試験値
65m/s破損無し
メーカー試験値
保証年数塗膜15年
赤さび20年
穴あき25年
塗膜15年
赤さび20年
穴あき25年
設計価格
2025年11月
8.100円/㎡
工賃・部材費・消費税は含まれません
9.100円/㎡
工賃・部材費・消費税は含まれません
強み屋根材の篏合形状が良く水密性に優れるため、雨漏りが起き難い強みを有します。
雨風両方強い台風等で強さを発揮します。
SGL鋼板を素材に使う事でガルバリウム鋼板よりも耐食性に優れるため、サビ等腐食し難い強みを有します。
沿岸部に近い地域で強さを発揮します。
弱点断熱材の厚さが劣る断熱材形状が原因のビス打ち込み部のサビ及び漏水
コメント良材でありますが、製造元の販促方針が起因し、扱う工事会社が少ない傾向にあります。SGL鋼板を使う事で腐食に強いですが、断熱材形状が原因で比較的サビ、雨漏りが起きやすい懸念があります。

製造元コーポレートサイトご紹介

福泉工業株式会社コーポレートサイト

アイジー工業株式会社コーポレートサイト

スーパーガルテクトオンラインカタログ

まとめ

それぞれの屋根材が持つ強さ弱さを知る事で、お施主様が求める性能の屋根に近づくかと思います!

雨漏りに対する強さを求めるのであればシルキーG2

素材自体の耐食性を求めるのであればスーパーガルテクト

お施主様が求める強さはどちらでしょうか!?

弊社としては、工事理念に【長期間、雨漏りしない屋根一生に一度の屋根リフォーム】を掲げているため、シルキーG2をお勧めしています!

このページに記載されていない製品情報や記載内容をもっと詳細にお求めの方は、お気軽にお問合せください!

閲覧頂き誠にありがとうございます!

関連ページ

今すぐ相談・見積依頼!!

トップページへ戻る