【銅板製雨樋等】緑青纏い格調高いが気難しい点もあり

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銅板雨樋等気難しい点もあり

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今現在では塩ビで造られた雨樋が一般的ですが、銅板で造られた雨樋も存在します。

緑青を纏い特別を感じさせる格調高い雨樋です。

昔の考えでは、銅は一生物、災害等で破損しなければ使い続ける事が可能だと言われていました。

しかし、実際の所は、酸性雨等が原因で銅に穴が空いてしまう事があります。

これは、銅板雨樋だけでなく銅板谷樋(谷板金)や銅板一文字葺き等も同様の症状が表れます。

よく、瓦の着色に使われる釉薬が原因だと説く方もいますが、私は違うと考えています。

なぜなら、釉薬を使わない【いぶし瓦】でも同様の症状が発症するからです。

穴あきの補修をご希望される方もいらっしゃいますが、しっかりとした補修はできません。

銅板が纏う緑青は、ハンダ付け等あらゆる補修方法を拒む鉄壁の防御層です。

補修前にサンドペーパーで一時的に緑青を剥がし、ハンダ付け等で穴を埋めても一過性のものに過ぎません。

また、銅板雨樋に関しては、屋根の点検や現場調査で梯子をかけると潰れてしまう問題もあります。

この点もよくご理解いただきご了承いただく必要があります。

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