【実務経験30年以上!どんな屋根でも対応!】雨漏り修理・屋根修理・屋根リフォームなど、各種工事承ります!

冒頭・目次

初めて屋根リフォームを依頼する際は、分からない事が多く、不安な気持ちを抱えてしまうお施主様が多くいらっしゃいます。

そんな不安を少しでも緩和出来るように、彩色スレート瓦の改修工事で多く採用される【カバー工法】の見積り段階で参考になる【注目ポイント】と【注意点】を解説します!

是非ご覧ください!

※彩色スレート瓦=コロニアルなどの総称

※このページは、彩色スレート瓦に金属屋根材でカバー工法する解説です

目次・ページ内リンク付き
カバー工法の注目ポイント↓
現場調査で屋根に昇っているか
使用屋根材の見極め
防水シートを見極める
カバー工法の注意点
「他社より安くしますよ」に注意
粘着層無し防水シートに注意
腐らないから良い物に注意
まとめ
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カバー工法の注目ポイントその1:現場調査で屋根に昇っているか

カバー工法は、既存屋根の解体を最小限に抑えて、金属屋根材を被せる工事方法です。

そのため、既存屋根の状態が非常に重要になり、腐食が確認できた屋根には施工不可になってしまいます。

しかし、昨今では、ドローンを使用した現場調査を行う業者も多く、「最先端だ!」と思われるお施主様も多いかと思いますが、屋根の腐食をドローンで確認する事は非常に困難で、しっかりした現場調査が出来ません。

しっかりと屋根の状態を把握できる現場調査は、今もなお、職人が屋根に昇る方法が最も適しています。

腐食した屋根は、屋根に昇り歩行すると一瞬で分かります。

屋根に昇り現場調査を行う業者に依頼する事が、安心できる屋根工事に出会う大切な注目ポイントです!

※急勾配屋根は屋根に昇る現場調査が出来ない場合があります。

※3階建て住宅は、屋根に昇った現場調査が出来ない場合があります。

※写真は、カバー工法前の彩色スレート瓦です。

カバー工法の注目ポイントその2:使用屋根材の見極め

一口に金属屋根材と言ってしまうと、膨大な種類の金属屋根材があります。

基本的に【カバー工法】に使う金属屋根材は【横葺き】と呼ばれる種類を使って【カバー工法】を施工するのですが、【横葺き】の中にも良し悪しやランクがあり、お施主様には分かりにくい事も多々あります。

弊社の考えでは、【福泉工業(株):シルキーG2】か【ニチハ(株):横暖ルーフシリーズ】のいずれかであれば、問題ありませんとお伝えしています。

この2種類の屋根材より安価な材料になると、機能面が削られており、ガルバリウム鋼板の耐久性だけが取り柄の屋根材になってしまいます。

逆に、もっと高価な屋根材もありますが、正直、高すぎる事と機能過多のため、あまりお勧めしていません。

屋根材選びのポイント
・断熱材の種類や厚さ
・遮熱塗料が使われているか
上記2点とも、屋根材の機能面に関する項目です。

断熱効果や雨音遮音性に関わるため、注目するべきポイントになります。
屋根材選びの注意点:2点とも水密性に大きく関わり有り
・断熱材の面積や形状に注意
ビス打ち込み部にまで、断熱材が付いている製品は、ビスを打ち込んだ場所が断熱材の厚み分凹み、雨水が溜まりやすくなります。

溜まった雨水は、ビスを伝い室内へ入り込む可能性が非常に高くなります。

通常、水密性を考えると、断熱材は、テーパー形状で仕上げられ、ビス打ち込み部には、断熱材が付いていません。
・横方向の篏合形状に注意
横方向の篏合形状は、シルキーG2や横暖ルーフの篏合形状が水密性に優れています。

その他の篏合形状を採用している製品に関しては、著しく水密性の低い製品もあるため、精査が必用になります。

弊社お勧め屋根材紹介!

【高性能・高耐久・軽量屋根材シルキーG2】弊社お勧め屋根材紹介

カバー工法の注目ポイントその3:防水シートを見極める

実は、屋根材以上に最も注目が必用な防水シート

防水シートは、屋根材の中に隠れてしまうため、軽視されがちですが、一番注目して頂きたい材料です。

現在メインで使われている防水シートは、【アスファルト系】の防水シートです。

【アスファルト系防水シート】にもランクがあり、【改質アスファルトルーフィング】と呼ばれる防水シートが最低条件になります。

【改質アスファルトルーフィング】の中にも明確に序列があり、基本的に各メーカーの最高級品を推奨しています。

さらに加えると、【基材が不織布の粘着層を有した改質アスファルトルーフィング】を推奨しています。

防水シートはランク毎の性能差が明確にありますが、金額はそこまで変わりません。

そのため、カバー工法に使う防水シートは粘着層付きの最高級品を推奨しています。

防水シートのランクや組成などは、各メーカーのホームページで確認できます。

是非、防水シートを一番注目してください!

※防水シート=ルーフィング

※カバー工法以外の工事でも、基本的に最高級品の防水シートをお勧めしています。

カバー工法に使用する防水シート早見表
改質アスファルトルーフィング
基材:不織布
粘着層有り
基材:紙
不織布層有り
粘着層有り
基材:紙
不織布層無し
粘着層有り
基材:紙
不織布層有り
粘着層無し
七王工業(株):モラサン2号タック付き

七王工業(株):モラサンAD


田島ルーフィング(株):アンダーガムロン


日新工業(株):カスタムベース


ガムスター(株):Tシリーズ


など
日新工業(株):カスタムライト

静岡瀝青工業(株):ライトフィット


ガムスター(株):Qタックシリーズ


など
田島ルーフィング(株):タディスセルフ

など
七王工業(株):モラサンE

田島ルーフィング(株):PカラーEX+


日新工業(株):カッパ23


など
推奨やや推奨非推奨非推奨

※こちらの表は、カバー工法に使用する防水シートの表です。

※葺き替え工事等は、この通りではありません。

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【雨漏りに関わる重要な屋根の一部】カバー工法 防水シートの拘り!

【長期間雨漏りしない屋根】防水シートの施工で他と差をつける

以下よりカバー工法の注意点を記載しています。


カバー工法の注意点その1:「他社より安くしますよ」に注意

これはカバー工法だけではないのですが、相見積りの際に、「他社の見積りを見せてください、他社より安くします」と言う業者がいます。

この様な業者には注意が必要です。

安くなる事は良い事ですが、リスクも潜んでいます。

建築の世界で安くするには、【材料のランクを落とす】か【施工工程を省力する】方法になります。

材料の違いについては、見積書を見比べれば確認できますが、施工工程に関しては、金額が確定した後に着工となるため、見積りの段階では比べる事ができません。

そのため、簡単に安くしますと言う価格勝負の業者は、ずさんな施工の可能性が非常に高いため注意が必要です。

また、専門業者では無く、営業活動だけの会社に依頼する場合、下請け業者に対して適切な予算を与えているかで工事の質が変わります。

元請けの営業会社が下請けに材料を支給して、手間賃で工事を依頼している場合や材料を下請けが揃えて工事を行うでも、元請け業者が独断で金額を決めている場合も有り注意が必要になります。

そのため、お施主様は営業会社では無く、専門業者に直接依頼される事をお勧めいたします。

弊社は、自社施工・自社請負の屋根工事専門業者です!

【屋根工事施工事例】雨漏り修理・カバー工法・瓦屋根修理etc

カバー工法の注意点その2:粘着層無し防水シートに注意

注目ポイントと少し被る内容なのですが、【カバー工法に粘着層が無い防水シートを使う業者には注意が必要】です。

通常、粘着層の無い防水シートは、構造用合板(屋根下地)の上に施工する防水シートです。

固定方法は、ハンマータッカーと呼ばれる大きなホチキスを使用して固定します。

しかし、カバー工法では、彩色スレート瓦の上に防水シートを施工するため、タッカーでは固定できません。

そのため、板金クズと釘打ち機を使用して固定するのですが、以下の問題が発生します。

・釘固定では固定強度が低く風に捲られて工事中の飛散事故が起きやすい
・余計な釘穴を無数に空けてしまうため、防水性能低下
・釘を打ち込む際にアスベストが飛散するため、お施主様や近隣住民の方々への健康被害が懸念される(アスベスト含有の場合)

特に防水性能の低下とアスベスト飛散は、お施主様にとって大問題です。

この様な工事は、工事直後では違いが判らないと思いますが、年数が経って防水シートが劣化した際に大きな差が確実に出ます。

粘着層無しの防水シートを使う事が当たり前の様に発信している業者も多くいますが、当たり前ではありません。

間違った施工方法です。

【カバー工法には必ず粘着層有りの防水シートが必須になります】

カバー工法の注意点その3:腐らないから良い物に注意

腐らない事を強みにしている【樹脂桟木】

腐らない事で、材木より耐久性が高い様に見えますが、実際はそんなことありません。

樹脂のため、寒暖差や紫外線に弱く柔軟性が失われてしまいます。

【硬化した樹脂桟木は】アッサリ割れてしまい、飛散事故や落下事故などに繋がる可能性が非常に高いです。

そのため、【防虫防腐加工材木】の方が耐久性が高いです。

腐らないと言う言葉に騙されない様、注意が必要です。

樹脂桟木の真実

【樹脂桟木の真実】 腐らない代わりに、まさかの弱点が

まとめ

屋根の改修工事は、材料が高価・加工量・工事日数などの関係で、住宅の維持に必要な改修工事の中でも高額工事に分類されます。

そのため、安易な工事依頼が難しく、お施主様自身が屋根材の性質や防水シートの性質を知ることが必用な事に加え、工事業者の拘りや知識量を精査する必要があります。

弊社であれば、屋根材や防水シートに加えて、屋根工事に必要な部材各種を選定し、胸を張ってお施主様にお勧めできる材料しか提供いたしません!

そして、新築・リフォーム問わず実務経験の豊富さから得た知識と技術を生かし、それぞれ住宅の構造・造りに対して最も最適な施工方法で納めさせて頂きます!

長期優良住宅を目指し、一生に一度の屋根改修工事にしましょう!

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