相見積もりの比較する順番 金額の比較は最後に!
比較する順番を記載後に、各項目の要点を解説します。
工事内容(工事名)→工事内容内訳明細→使用材料→各工事単価及び平米数→工事合計金額 この順番で比較されることを、お勧めします。
1 工事内容を確認しましょう。
○○~○○へ葺き替え工事や棟瓦積み直し工事など工事名が書かれています。
もし記載のない場合は業者へどのような工事をするのか確認しましょう。
2 工事内容内訳明細の確認
足場工事や既存雪止め金具撤去、新規防水シート張りなど、工事の工程が書かれた明細を比較しましょう。
Aの業者は○○をするけどBの業者は○○をやらない等
同じ工事名でも、工事明細で違いが見えてきます。
工事一式と記載され明細のない業者は、選択肢から省く事をお勧めします。
※小規模工事の場合は工事明細を発行出来ない場合があります。
3 使用材料の比較
どのメーカーでどのランクの材料か確認しましょう。
メーカのホームページ等にどの様な材料か、特徴やランクの記載があります。
もし分からない事があれば工事業者に直接問い合わせをしてください。
使用材料がはっきりしない業者も選択肢から省くべきです。
4 各工事単価及び平米数
ここで初めて金額の比較をしていきます。
どの様な工事で何の材料を使うのか、把握してから単価の比較をする事で、より良い工事に出会えます。
平米数も比較する事で屋根の大きさを余分に見ている業者を見つけられます。
異常に高い単価や、異常に大きく平米数が書かれている場合は、直接業者に問い合わせて
納得のいかない返事だった場合は、その業者を選択肢から省きましょう。
5 合計金額比較
足場工事代金・屋根工事代金など全ての工事代金を比較しましょう。
ここまで見積りを確認して比較していけば、業者が絞られていくと思います。
なぜ最後に金額の比較なのか
それは、工事内容や材料の違いなど比較せずに金額だけで決めてしまうと
高い工事になってしまう可能性があるからです。
例を出させて頂くと
A社とB社で2社での相見積もり、A社は棟瓦の積み直し工事、B社は漆喰塗り工事だとします。
工事内容が全く違うのに数万円の差だとしたら、異常に高い漆喰塗りになってしまいます。
この例から、工事内容と使用材料の比較が大切だと明白で、
金額だけで比較してしまうと、高い買い物をしてしまう可能性があります。
※この例えは、弊社の経験をもとに書いています。
※棟瓦の積み直しと漆喰塗り工事だと棟瓦積み直し工事のが高額工事です。
最後に何社か残ってしまい、迷ってしまったら、現場調査に来た人間がどんな感じだったか、親切なのか、
建築の知識があったか、などを考慮して、お施主様とのフィーリングで業者を選ばれることをお勧めします。